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〒245-0053 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町1624-116

神奈川県横浜市の塗装店 軒天井塗装施工紹介-【建築塗装「和」かず】reportpage

軒天井とは何ですか?とお見積りをご説明にお伺いさせていただいた際にお客様から聞かれる
ことが多い部位です



上の写真の部位になります
必要なのですか?と思われるかたも多いようですが、有ると無いとでは外壁の痛み(劣化スピード)が違います 大切な部分なのですが、日が当たらない雨が直接当たらないという理由からなのでしょうか大雑把な施工をされてしまっている個所です 

ですが大雑把な施工をしてしまうと塗膜ハガレの元となり塗り替えの際などにいささか厄介なことになったりします

厄介な塗膜ハガレとはこの様な事です 塗装物にガムテープを貼り 剥がしてみます
これは付着性テストです





こうなった理由は後にさせていただき 付着していない時はこの様に剥がれます
これぐらいで済めばよいのですが

これは少し放置し過ぎですが







そうならないために天井もシッカリとした施工が必要となってきます

当然の事ですが、サンドペーパーで全体をくまなく研磨します



外壁のような凹凸があまりないのが主流な天井です
塗料を何かに食い込ませなくてはいけません それがこの足付け作業です

問題がない天井はこの上に塗装していけばよいとされているのですが



継ぎ目に透かし細工がしてある住宅は良いのですが 
そうでない住宅には必ず突付け継目があります
亀裂として目立つので補修しておきます

天井を止めている釘が目立つ際も補修しておきます



継ぎ目は充填剤装填で補修するとこのようになります

 

補修しなくてはいけないのは 最近天井だけではありません
ここ数年天井には換気のためにこの様な物が付いています



換気口です ここ20年内に建った住宅では形は色々ですが付いています
ご自宅の天井を見ると付いているかと思われます 
外壁材と内側の構造合板との間にたまる熱気と天井内にたまる空気を外に逃がします

ちゃんとした役目をはたしてくれるのですが



外してみてみると



断面などが錆びていることが多いです



色々なメーカーがこの手の換気口を出しています そしてどのメーカーも素材には
ステンレスと書かれています ですが錆びている物がほとんどです
という事は新しい物に取り換えてもまた錆びるという事です
コマッタさんです

少し手間はかかりますが



外れるものは外して両面研磨をかけ



両面錆止めを塗り 吊るして乾燥させ 後日元に戻します
上塗りを塗布するのは下から見える表面だけで大丈夫です



後は天井と共に塗ります



必ず白系というわけではございませんが、天井は白系な色で塗る事が多いです これは外壁を引き立たせるためと 外壁より濃い色を塗ると天井が重く感じることが多いからだと思います
艶が出ない塗料を塗る事がとても多いです 天井にはアクリル塗料で2回塗りがとても多い仕様です 塗料の種類を調べられる方からするとアクリル? 安い耐候性のない塗料ではないかと思われがちですが、直射日光が当たらず雨風があまり当たる事が無い天井ではまずこれで十分に次のメンテナンス時まで大丈夫です 
上の写真がそうです 下塗りが要らないタイプの塗料 白の2回目塗装の様子です
艶が出ている箇所が上塗り2回目となります 乾燥すると艶が引け落ち着いてきます

と 今まではこれで何の問題が無かったのですが

近年2018年 2019年 秋に来た台風は少し風の廻り方が従来の物と違い
上に捲し上げるような風で天井が飛ばされるという事も
高台に建てられている住宅や下の写真のように



片流れ屋根は下から風が吹きあがって当たるようです

こうなると塗料も外壁と同じく耐候性を持たせる塗料が必要となってきます

その際は水性シリコン艶消し塗料などを塗布します
直接塗れる弱溶剤アクリル塗料では使わなかった下塗り材を最初に塗布します






これにより一つ工程が増えてしまいます





弱溶剤アクリル塗料に比べ材料代が弱冠ですが上がり 施工費も少し上がります



今後、これがスタンダードになるかもしれません


あっという間に天井を塗り終えてしまう 塗装業者もいらっしゃるかと思います
それが悪いとは言いませんが
天井一つ、色々考えて施工をしていかないとこの気候変動などに付いていけないのかもしれません
絶対が無く 立地により 施工が変わってくるかと思います
当店は上記に長々と書いてしまったことを考えながら施工させていただいています

これが何かの際 どなたかの参考になれば何よりです


長々ついでにですが
最初に貼ってあった写真 これはどうしてこんなに剥がれたのか



それは



これは基礎上に土台水切りが入っているのと同じ理屈で、外に張り出した外壁内の空気を入れ替えるために入っています
以外にもこれが入っていない住宅がとても多いです 
ご自宅にのベランダ廻り 下場を見てください

こういう場合後からでは金物が取り付けられません
そこで





壁と天井の間に隙間を作ります
こうすることで天井裏に湿った空気が溜まらず 天井塗料のハガレが無くなります
通気とは大事なものです

塗装工事とは少し違うのですが
まだまだ木製のベニヤ板(3mmベニヤ)を使用しているお宅もあります
築年数が20年あたりから劣化が激しくなり
そのまま塗装とはいかない場合もございます
その際はお客様とご相談の上
貼り替えまたは被せ張りを施工することもございます


被せ張りは基本的にキリが付く箇所で行うことが多いです
既存の板の上に



接着剤と釘と小割の木材押し縁を使い貼っていきます






1枚だけとかをピンスポットで取り換える際は切り出して取り換えます





下地を確認して釘を使い交換していきます



ジョイント部や貼り替えたベニヤ廻りは充填剤を入れて完了です

先ほど紹介した塗料は水性です ベニヤとなると木製なので不向きです
灰汁が出たりすることがございます
この場合 多い仕様は弱溶剤アクリル艶消し塗料を2回塗りで施工することが多いです



艶有はご指定がない限り使いません 天井がぴかっと艶が出ると外壁に反射して
外壁の仕上がり感を邪魔するような気がするからです

以上天井塗装の紹介でした
つたない文章ですみません
分からない事などございましたらばお気軽にお問い合わせください。


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