本文へスキップ

TEL. 045-435-5669

〒245-0053 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町1624-116

施工一覧紹介ページ モルタル壁塗装mortar1

一般木造住宅でのモルタル壁 これ自体についてはインターネットなどで調べればより詳しいことが分かりますので割愛します 
もとよりこれに塗ってあるものにどのように施工するかが、ペンキ屋としての仕事です

お客様ご自身でお自宅の壁について、外壁工法・外壁模様の種類・素材とわからない方もいらっしゃるかと思います

そこでまずは外壁の下地工法についてです
窯業系サイディングボードなどでは通気工法という仕様をよく耳にはして当然の使用となっているのですがモルタルではここ最近になりしなくてはならない工法となりました


↑にある図が小さくて見づらいかもしれませんが
元々、モルタルなどの塗壁は1のような工法でした そこから断熱材などが挟まるようになり2となっていったのですが、この断熱材の入れ方が少し芳しくなかったです
壁の後ろに通気層が取れておらず濡れの原因となりました
そこに塗り替えなどで塗膜を重ねると断熱材が湿気てカビが出てお布団のようなグラスウール製の物は下にずれ 座布団のようになってしまいます
この2のような工法はつい最近まで普通に施工されていました これは立てた業者の知識不足と施工費のコストカットによるものです
現在は3が主流ですが、3ほど通気層は作らずとも工夫して通気層を作っていた業者もいました 

少し話がそれた感じもございますが、戻して塗り替えの話ですが現在塗り替え時期を迎えられているモルタル壁の住宅には2の工法の家が多いです
当店は塗り替え時には少しでも湿気が外に出るような塗料を使うようにしています

    

下地材から気を付けます 2のような壁ではない時は少し弾性素材の下塗りも使用できるのですが、なるべく湿気を通してくれるものまたは湿気がこもり太陽光により熱を持った際に表面に膨れが出ることを熱膨張と呼びます 既存塗膜が膨れない物を使うようにしています そして上塗りもですが

   

環境そして住まれている施工主様にも配慮させていただき水性塗料を使用することが多いです 塗り替え出使用する塗料として弱溶剤2液型塗料もございますがモルタル下地の外壁ではあまり使うことがございません 臭気の問題もあるのですが仕上がった塗膜が水性に比べ緻密になります これでは湿気などを通してくれることができません
水性塗料は弱溶剤塗料に比べ耐久性が劣ると思われる方がいますが
それはないです 使用箇所・用途を間違えなければ水性塗料が劣る事はありません


前置きがなくなってしまいましたが
施工についてです 下塗り以前にすることがございます
既存壁に出ていいる 亀裂(クラックと言います)クラックをまずどう処理するかが何を塗るよりも大切な事です


外壁のクラックです クラックスケールという物が売られています これは市販で買えるものです もしご自宅にクラックがある方は当ててみると良いかと思われます
上の写真では0.4を指しています これが一つクラック処理方法の基準となります
0.4以下の場合 クラックを補修する専用塗布材で処理することができるのですが、0.4以上の場合 一度表面を専用の刃で(Vカット・Uカット)溝を作り そこに充填剤を入れ中に今後水が入らないようにしてから既存と同じ模様に復元してから塗り替え作業に入る事が好ましいです 0.4まで開くクラックは刃で溝を掘ると表面の既存塗膜だけではなく下地のモルタルまでクラックが入っていることが多いです クラックが入り水が入っても直ぐに雨漏りとなる事は少ないです 中には雨漏りはしませんと言う業者もいらっしゃいます(建物を建てられた業者に多いです)恐らく防水紙などが入っているからと言うのでしょうがこれはすぐには入らないであり入らないではありません




↑の写真は雨水が廻った防水紙の写真です 気づかず長年水にぬれると腐食がはじまります 常時水に触れさせる訳にはいかないものです


↑の写真は防水テープと言う端末から水が入らないように貼るテープです
チューインガムのように溶けてしまいます 黒いアスファルトシートやこのようなテープも水にさらすわけにはいきません

そこでのクラック処理となります
まずは0.4以下の場合ですが

下の写真は窯業系サイディングボードなのですが、これは素材が硬いので
補修箇所が硬くなる補修材を上に塗り

↓次に水で濡らした刷毛で擦りすり込みます



↓補修箇所は分からなくなります


次はモルタルです
0.4以上の場合は切り開き充填剤を入れるのが好ましいのですが、切る事ができない壁もあります その理由に既存壁に合わせて戻そうとしても戻らない壁もあります
代表的なのはここ数年多くなった高意匠性壁などです
ジョリパット塗装などとよばれていますが、この手の手法で模様が付けられている壁を開いて戻そうとしてもどうしてもそこだけが盛り上がってしまい目立ってしまうことが多々あり 切り開くのを避けることがあります。

そこで



これは関西ペイントから出ている 高弾性のクラック補修材 クラックホルダーです
0.4以下のクラックはこの様な補修材で埋めていきます
まれにサイディングボードの目地などで使われる充填材コーキングを使う業者もいますが当店では使わないです コーキングは薄く充填すると早めに割れが出はじめます 元々薄く塗り拡げるようには作られていません そして薄く塗る事により硬化不良や可塑剤が塗面に出てくるブリード現象なども起こしてしまうからです(各コーキングメーカーもこの見解です) コーキングで補修するならば外壁下塗り材をすりこみ塗装するほうが良いです(普通に下塗り材を全面に1回塗るのではなくクラックにだけ塗る事です 下塗り材を普通に塗り 埋まったことでクラック処理OKはクラック処理したことにはなりません) このほかには注射器のようなものでクラック内に接着剤を注入する方法などもありコンクリートなどでは一般的に使われますが、木造住宅はコンクリートではなくモルタルです 注入式は使わず これで対応しています 



電動ミキサーよく撹拌します 棒などを使い手では撹拌しきれません





まずクラックホルダーを清水で4倍に希釈した物を用意します これを下塗り材とするからです 4倍で大丈夫かと思われますが、塗布後表面がベタつきます 浸透させる下塗りシーラー材と同じものになります この時少し色を付けておき広めに塗ります クラック補修箇所が分かるようにです。 





下塗り乾燥後 クラックホルダーを毛腰の硬い刷毛ですり込みながら塗っていきます





 

刷毛だけでは目立ってします ここでも毛腰の硬いローラーで押し込みながら広めく週に馴染むように塗り拡げていきます





1回で塞がっていても もう1回塗ります 少し色を付けクラックの上にだけ塗っていきます 塗り落としが無いようにです



塗膜が付いてもクラック箇所は目立たず分からなくなりました この上に通常通りとされる塗り替え工程に入っ
ていきます


さて0.4mmを超えるクッラクの際は、クラックが下地のモルタルにまで入っていることが多いです 表面をだけではなく下地のモルタルにも補修を入れます
下の写真は外壁に溝を掘り クラックの廻りの外壁を削った後の写真です

ここまでの工程ですが


下の写真をタップすると
YouTubeチャンネルに入り動画始まります
Vカットから外壁周囲研磨の動画です 騒音がしますので音量は下げてください


Vカットすることで溝を作ります そこに充填材コーキングを詰めます
外壁にクラックが入る理由に躯体自体が動いてクラックが入るケースがあります 0.4以上のクラックを表面だけを埋めただけの処理では またクラックが入る事がございます Vカットをとした後キレイに埋め戻しても躯体が原因によるクラックの場合も同じ個所にクラックが入ろうとします クラックとして口が大きく開くことはなく 細いヘアークラックが表面に入る事がございますが、中に充填剤が入っているためそこからの雨水侵入の心配はなくなります
そのためのVカット処理です 
ちなみにですがVカットの際 モルタルを止めている下地の金網(ラス網)までを切る事はしません ラス網とはと思われる方は検索してみるとすぐに出てくるのでお分かりになると思います そのラス網はホチキスのような物(タッカー)で下地に無作為に打って止めています Vカット時に刃を奥まで入れ過ぎてしまうとラス網と止めているタッカーも下地から切り離してしまいます そのことでモルタルが落ちることはございませんが、何かの衝撃でモルタルが動く可能性があります そのためにラス網までは切らないようにします 

この後の工程です


溝に充填材専用の下塗り材(プライマーを塗ります)塗ると色が濃くなり塗布完了です




充填材コーキングを表面より少しやせさせて充填します モルタルの厚みも付くようにです




充填剤が乾いてしまう前に珪砂をふりかけます こうすることで表面にザラツキができます この後乾燥後 モルタルを塗るのですが充填剤のままでは付着が心配だからです
ザラッとした面を作る事で付着を良くします




モルタルに入れて使う 混和液です これを水で希釈して下塗りとして用います




削った箇所に広めに塗りつけていきます 




下塗り乾燥後 モルタルを塗りつけるのですが、普通のモルタルではダメです
補修用として販売されている 薄塗りできるモルタルを用意します




擦りつけるように塗りつけていきます 1回で仕上げようとはせず 薄く2回塗りで仕上げます




1回目塗布後です 少し表面が痩せている状態です 1回で仕上げようとすると廻りにも余計にモルタルが付き 段差が大きくできます それでは本末転倒です




2回目塗布後です 広めに塗りつけ仕上げます 廻りは大きく段差が出ないよう水で湿らせた刷毛で擦りボカシます




乾燥後です 少し段差が見て取れます このままで終わりにすると目立ってしまうため周囲を削ります




研磨工具で削り 整えます




段差がなくなりました ここまでで結構なホコリや砂塵が出ます この作業は屋根外壁高圧水洗浄の前に済ませておくようにします 洗浄後ではまた汚すような形となってしまいます モルタル壁補修工事が入るお客様宅は足場設置から翌日洗浄という事はないです 




そして塗装工程に入り


塗装工程に入り 当然のことながら養生などを済ませ 補修箇所より大きめに下塗りを入れ 周囲に気を払い 模様を復旧させます 復旧の際には毎度これで模様があっているかなとドキドキします 終わるとひとまずホッとします





そして通常の塗り替え作業に入る事となります 無作為にクラックが入っていたところも塗り替え作業後はクラック箇所は分からなくなりました 
これはモルタルに限った事ではないですが、何を塗り仕上げるかは、お客様の好みや 建物の趣などにもよるのでご相談後のその先にある事です 高い金額を払い高耐久塗料を塗装してもそれに応える下地を作らないともったいないことになってしまいます

この先施工をお考えの方は何を塗りたいを含め いろいろと相談していただけると
幸いです 建物に合った施工法を見つけ 美観だけでなく建物として長持ちする塗装をできればと考えています

是非ご気軽ご相談ください
長々と書いてしまいましたが、
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。



バナースペース

建築塗装「和」かず

〒245-0053
神奈川県横浜市戸塚区上矢部町1624-116

TEL 045-435-5669
FAX