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〒245-0053 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町1624-116
カラーベスト・コロニアル屋根colorbest
カラーベストまたはコロニアル屋根などと呼ばれる
スレート葺き屋根の塗り替え施工事例です
新築時に使用される屋根でもっとも多いです
特徴として完全無石綿・商品機能の高さ・豊富なカラーバリエーション・高耐候性商品がある事 またリフォームにも対応しています 施工性がよく工期が短い事や費用面での負担が軽いです 軽量で断熱にも優れているようです
ですが新築時から10年を過ぎたころから苔などが大変目立つようになります
そこで美観のためとスレート自体の保護のため塗装を施します
当店では次のような事に気を付けながらスレート屋根の塗装をさせていただいています
↑屋根材の接合部分を抑える 棟・隅棟の鉄板を要所々にめくって 下地の貫板を確認します 10年過ぎぐらいまでは腐食することは少ないですが20年を過ぎたあたりで徐々に痛みが出てきます
木が柔らかくなり腐食しだすと止めるために使用している釘が利かず台風などの被害を受け飛んでしまうことがございます 痛みの度合いにより交換が必要となってきます そのための確認作業です
↑10年を過ぎると徐々に釘が浮いてきます 浮いてきた釘はたたき戻しても新築時のようには効きが悪いです
浮いている釘はペンチで容易に抜けてしまいます 抜いた釘後に一回り太いステンレスビスで打ち直します
↑抜いた箇所に大き目にサンドペーパーをかけます
↑充填剤をポチッと付けた後 ステンレスビスを打ち込みます
↓の写真にマウスポインタをのせると画像がかわります
↑この部分はケラバと言いますが、なぜだか新築時に適切な箇所に打ち込まれていません たまにですがこういう事があります すべての釘を見直し浮いているところは取り換えていきます
↑棟笠木板金などジョイントなどには薄くシリコンコーキングなどが打たれています
そのままでは塗料が密着しませんそれと薄く塗られたコーキングのため切れていることがほとんどです
撤去後 廻りをサンドペーパーで研磨後 塗料が付着する充填剤で打ち直します
↑充填剤が乾燥後、塗料が付着するように全体にサンドペーパーなどで目荒らし研磨や錆び落としをします
↑雪止め金具です ステンレス製の物が一般的で錆びないと思われる方が多いのですが ステンレスでも錆びてしまうものは錆びてしまいます 曲げ加工してあるステンレス製品は錆びやすい物が多いです 形が複雑な分錆落としに時間がかかりますがシッカリと落としてから錆止めを塗装します
↑錆止め塗装です 棟笠木は鉄・ガルバニウム・ステンレスと使われる素材は色々ですが、上塗りがよく付着させるためと 錆び止め防止のために必ず塗ります
まず角となるところや端々を先行して塗装しておきます 角となるところなどは塗料が多く付着しづらいですまた角となる箇所ほど錆が出やすいです そのために先行塗りします その後一気に広い箇所を塗ります
↑錆止めに使用する塗料は基本的に2液型のエポキシ樹脂を使用します
錆び止めは出来るだけ 屋根材に付着させないようにします 必ずそこだけ痕が出てしまいます 屋根材はザラッとした材質です そこにボテッと塗料が付くのですから目立ってしまいます。
↑一通りの準備作業を終えてから高圧水洗浄です 屋根の洗浄は水しぶきが大変飛びます 両隣などご近所様が隣接されている面は養生シートを2重に掛けていますが、それでも心配な場合さらにナイロン材などで養生をします
↑高圧水洗浄動画です 少々音がうるさいのでボリュームをしぼってください
このタイプの屋根塗り替えには必ず高圧水洗浄が必要となってきます これ以上に有効な方法は内に等しいです ただ洗うだけではなく 事 先端ノズルを回転式に変えることで表面を削りとっています
研磨の役目も兼ねています そしてこれだけ削り洗うので足場及びシート養生がマストとなるのもお分かりになって頂けると思います。
↑工程的に屋根に着手するのは塗り替え工事の終盤となる事が多いです
先行塗装してから屋根をナイロン材などで養生すると養生材が密着して剥がれなく事態や艶ボケを起こすことが多いからです そのために塗り替え工事終盤となることが多いです 洗浄してから時間が経過しています きれいに掃除をします 箒で掃除後 機械で風を出して細かいカスを飛ばします
↑下塗りです シーラーやプライマーと呼ばれるものを塗ります
屋根材に浸透させて中からシッカリ固めてくれる役目をしてくれます 洗浄で屋根基材が白くなるほど色が落ちていると 下塗り1回塗りでは吸い込みは止まらないことが多いです 塗装した箇所から乾いて白くなりどこを下塗りしたのかわからなくなくなるほどです
↑下塗りを2回塗ると濡れ色のままになります
↑屋根縁切り材タスペーサーです
スレート屋根は1枚1枚密着せず浮かしてあげないと降雨後
雨水が毛細管現象で屋根材の中に入り雨漏りを引き起こします 雨漏りにはならなくとも水抜けが悪いと水垢などの原因となります
特に北側など冬場気温が上昇しにくい箇所ではそこに苔などが付着する元となります
スレート屋根塗装では必ず必要となってくるものです スクレーパーなどで切り離す方法もあるのですが
これが一番確実です より詳しくはタスペーサーと検索するとセイムという製造会社のページが出てきますのでそれを見るとよりお分かりになると思います
↑スクレーパーを挿み軽く持ち上げタスペーサーを挿入していきます
1枚1枚が910o間隔で出来ている屋根材ですのでスリットが入ります
その両脇に差し込んでいきます 450o間隔で必ず1つ入っている事になります
シッカリと屋根材を切り上げようとするとメーカー標準計算では弱冠足りなくなることが多いです
↑屋根の勾配が急であっても必要です 毛細管現象は凄いです
雨水は驚くほどに上ってきます
↑分かりづらいですが黄色い丸印に差し込んであります
↑上塗り2回目です 錆び止め同様角となるところから先行して塗り その後広い面を塗ります
上塗り1度目と上塗り2回目の色を変えています
このほうがお客様にとっても施工している当方にとっても上塗りを2回塗装しているということがハッキリと確認できます。そして上塗り1回目塗装後 塗料メーカーから出されている塗装間隔時間を守らないといけません
当店ではスレート屋根の塗り替え工事の場合弱溶剤系の塗料を使用することが多いです
決して水性塗料が良くないものだとは思っていません 状況に応じて使い分けています
そのことに関しての説明は長くなるのでここではあえて書きません 気になる方はご連絡ください 説明させていただきます
↑施工動画です
塗装の方法 施工後の質感を見てくださった方に伝われば何よりです
ただ塗るだけではなく いかに長く美観と機能が保てるよう考えています
良いとされる塗料を ただ塗るだけでは意味があるとは思えません
使用する塗料のグレードなどはお見積り時にご相談させていただきます
大分 長々と書いてしまいましたが 最後まで見てくださりまことにありがとうございます
これでも全てではないです 屋根だけでもいくつもの工程を経て完成塗膜となります
大切なお客様の建物です 丁寧に仕事をすることを心がけています
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